【インクレビュー】セーラー万年筆 | 桜森 | SHIKIORIシリーズ

皆さん、こんにちは。マクルグラフです🖊
このシリーズでは、さまざまな万年筆インクをレビューしています。色の特徴や書き心地などを詳しくお伝えしていきます。
今回はSAILOR(セーラー万年筆)の「SHIKIORI(四季織)」シリーズから「桜森(さくらもり)」をご紹介します。
私自身もカリグラフィーの練習や作品制作に使用しているインクのひとつです。レビューや実際の使用感をまとめますので、購入を検討している方の参考になれば嬉しいです。
SAILOR SHIKIORI について
「SHIKIORI(四季織)」は、セーラー万年筆が展開するシリーズで、日本の四季をテーマにしたラインナップです。春夏秋冬の風景や情景をイメージした色が揃っており、どのインクも名前からその雰囲気を想像できるのが特徴です。

インクボトルは20mlのコンパクトな角型で、サイズは34×34×58mm、重さは約94gです。机に並べると統一感がありコレクション性も高いです。価格は1,320円(税込)と、高級インクの中では手に取りやすい設定になっています。同色のカートリッジも販売されているので、手軽に試したい方にも向いています。
桜森のレビュー
色の特徴

桜森は名前の通り、桜をイメージしたピンク系のインクです。淡すぎるピンクではなく、ほんの少しグレーを含んだ落ち着いたトーンです。レビューでも「文字として読める濃さがある」「明るすぎないので文字としても読める」という声が多くありました。
また、濃淡(シェーディング)が出やすいインクで、インクをたっぷりのせた部分と薄い部分で色の変化がはっきりと出ます。特に濃いところではピンクに黄みがかかって見えることがあります。
視認性と使いやすさ

ピンク系インクの中には淡くて読みにくいものもありますが、桜森は可読性が十分にあります。ノートや手帳の本文にも問題なく使える濃さで、長文を書いても視認性を損なうことはありません。
フローと乾き
インクの流れ(フロー)は安定しており、なめらかな書き心地です。吸入式でもカートリッジでも問題なく使えるとのレビューが多く見られました。乾きは比較的早めで、10〜20秒程度で乾くことが多いです。
にじみ・裏抜け
にじみは少なめですが、コピー用紙に書くとにじむことがあります。裏抜けについても同様で、コピー用紙や吸収の強い紙では裏に透けたり抜けたりすることがあります。一方で、トモエリバーやロディア、ロイヒトトゥルムといった万年筆向けの紙では裏抜けはほとんど見られません。
耐水性
耐水性はありません。水がかかると流れてしまいます。
他色との比較

同じ四季織シリーズには「夜桜」や「藤姿」といった色があります。夜桜は紫みのあるローズ寄りのトーンで、桜森よりも落ち着いた印象があります。藤姿はラベンダーを思わせる紫色で、しっかりと濃さもあります。
それに対して桜森はピンクらしい華やかさを持ちながら、濃すぎない色合いで可読性とのバランスがとれています。

まとめ

桜森は、ザ・ピンク!っていうより、ちょっと複雑な色で、大人な雰囲気があります。ノートや手帳に書いても違和感なく使えますし、手紙にもいいと思います。書いたときに濃淡が出やすくて、同じインクなのに少し表情が変わるのも楽しいところです。
乾きもわりと早くて、にじみや裏抜けも紙を選べばあまり気になりません。普段使いに安心できるインクだなと思います。
「かわいいけどちゃんと使える大人ピンクが欲しい」って人には、ちょうどいい一本だと思います。
今回使用した紙はマルマンのレポートバッド無地です。この紙は、カリグラフィーの練習や作品作りまで幅広く使えるので特におすすめです!
この商品の記事を貼っておくので気になった方は是非ご覧ください。
投稿者プロフィール
- カリグラファー , デザイナー
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カリグラファー、グラフィックデザイナーとして活動
YouTubeにて「日本1やさしいカリグラフィー講座」を運営
カリグラフィーの筆耕サービス、シグネチャーサイン制作等文字に関わるクリエイティブを得意とする。
Graffiti と Calligraphy を融合させたアート活動も精力的に行う。
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